ちょっとした田舎で暮らす

ちょっとした田舎で暮らしています。虫や遊びや手芸とか日々の事を書いていきます。

ヌルデと虫と人間の繋がり

ヌルデという木をご存知ですか?

あまり知名度は高くないかもしれませんがポピュラーな植物です。

 

今日、お散歩中に見つけたので写真に撮りました。

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この木は対に葉が左右に生えている事も特徴的ですが、幹にも葉が綺麗に真っ直ぐ生えています。この様な葉を【奇数羽状複葉】と言います。実はこの写真の状態で一つの葉っぱなのです!

このヌルデは雄雌異株の落葉高木でその種子は土中で長期休眠出来る特性をもってます。

すなわち、ヌルデの発芽環境に適したタイミングで発芽出来るのです。例えば高い生い茂った木々が群生している土地で、長らく休眠をしていたヌルデの種子は、宅地開発などで伐採された後でニョキニョキと生え出し繁栄していくのです。

ちなみにヌルデは日光がないと枯れてしまいます、また種子(実)は塩気の味がします。

 

このヌルデの葉の裏はどうなっているのでしょう?

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葉は長楕円形で葉っぱの回りにはギザギザしたコノギリ状になってます。葉の裏面と表面の葉脈に沿って毛がはえています。秋になると、赤く紅葉します。

また、写真をよく見るとヌルデの葉っぱにヌルデシロアブラムシが無数に寄生しています。

そのアブラムシが作り出す甘露をクロオオアリが大切そうに守っていました。

寿命は10数年と短いヌルデです。

発芽から2、3年はグレーの幹色ですが4年目以降から白く幹が変化します。

2年3年4年と太くなるにつれ幹が細かく縦にひび割れ、その裂け目が白く成長していくから白く変化した様になるのです。

 

人間との関わり

ヌルデシロアブラムシがヌルデに寄生すると木にコブが出来ます。その幼虫が寄生したコブを乾燥させた物を染織(喪服など)に使っていました。

また、虫歯予防や女性のおしゃれ(おはぐろ)の原料でもあります。

 

一度、少し変わった葉をもつヌルデを探してみてはいかかでしょうか?

おはぐろか令和に流行るかもw

 

おしまい